北九州市立大学同窓会

　柔道部OBの皆さんこんにちは。お元気でご活躍のこととお喜び 申し上げます。平成27年度上期活動の報告をします。４月４日の大 学入学式当日、体育館前のキャンパスに体育会・文化会など各クラ ブがテントを張って「新入生の入部勧誘」を行った。柔道部も平田 主将以下の現役に加え、恒元安彦（S40・中国）、井上峯利（S41・商）両 コーチが柔道経験を活かした“秘策”で勧誘した結果、男子は経験 者ばかり５人の入部に繋がったが、女子は成果を得られなかった。
　この結果、男子は、５月に行われた九州学生柔道優勝大会での １部昇格が期待されたが、残念ながら目標に届かなかった。女子 は再度の全国大会３人制出場に挑戦したが、選手が３人しか揃わ ず力不足で残念な結果となった。今年１年、さらに切磋琢磨して 来年こそ男女とも目標がかなうことを祈念します。
　ところで、柔道場の看板が新しくなりました。私が以前の看板製 作に関わっていた事を思い出し、何分にも約50年も前の事で、「うろ 覚え」ですが報告します。昭和43年頃、道場は自衛隊寄りの国道沿 いにありました。隣は空手道部が練習しており、先輩の言によると 「旧日本陸軍の兵器庫」を再利用したもので、現在のように床に弾力 が無く投げられると受身の手がひどく痛かったのを覚えています。
　以前の看板は、同級生の古谷靖さん（S44・経営）が言い出しっ ぺで、彼が購入し準備した板に「砥とのこ粉」を刷り込み墨で黒々と「北 九大柔道場」と書き込み、上からニスを塗って架けました。これが 古くなり字が消えてしまったので、作り変える事になり、恒元 コーチが材料の購入・下拵えを担当し、井上コーチの知人の推薦 者により力強く勢いのある「柔道場」の看板が出来ました。
　OBの皆さん、一度新しい看板を見に大学武道館にお出でにな り、気軽に現役に話しかけて下さい。寶住幸大郎監督（H16・米 英）、恒元・井上両コーチの指導の下に現役諸君が練習に励んで います。

井田　明（S44・商）

北友会会報第113号（平成27年12月25日発行）掲載