北九州市立大学同窓会

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兵庫支部

第11回兵庫支部女性の会「スミレ会」懇親会

令和7年4月20日(日)
於櫻正宗記念館「櫻宴」
今年で11回目となる女性の会「スミレ会」懇親会を、恒例の5月ではなく、初めて4月に、開催しました。開催月を固定すると、予定をたてやすいというメリットがある反面、参加したいけど5月は他に外せないイベントがあるという方が、永遠に参加できないというデメリットもあることを気づかされたためです。13名の方(増田照美、渡部五十三、楢崎栄子、矢野真由美、牛丸眞壽美、幸左由美子、小西葉子、林あづさ、和田啓子、三村晴美、黒木睦子、田代圭子、渡辺恵子)にご参加いただきました(昨年は7名)。場所は神戸市東灘区にある「櫻宴」。酒造会社「櫻正宗」の工場に隣接している和食のお食事処です。周辺のドラッグストアやコンビニの建物も酒蔵風の外観になっていて、景観が整えられています。阪神電車魚崎駅から徒歩7〜8分ほどで、店に近い道沿いは松並木になっていて、趣があります。しかも、その松の根元にスミレが咲いていて、まるで、私たちを出迎えてくれているようでした。
参加者13名、12時の定刻に全員揃い、懇親会開始。初対面同士の方もいらっしゃったので、お一人ずつ自己紹介。そして、日本酒で乾杯。お料理は、その名も「アンチエイジング会席」。我々世代が食いつくネーミングです。実際、食材に、抗酸化作用のトマト、免疫力向上の鮪、脳機能向上のサーモン、美肌効果の豚肉などなど使われていました。そして、楽しい会話が相乗効果をもたらし、身も心も満ち足りてゆくのでした。会話の中では、現実には、ヒタヒタと忍び寄る老化に抗いながらも、それを受け入れざるを得ない日々が聞かれます。それでも、どこかで折り合いをつけつつ、「身体が動くうちに、やりたいことを楽しもう」というのが共通理念にあることを感じました。
また、今回の懇親会に先立って、「事件」が発生しました。ある一人の男性の方にスミレ会のご案内を送り続けていたことが、発覚したのです。こちらが、誤発送していたにも関わらず、丁寧なお手紙でお知らせくださいました。(同窓会本部に照会しましたが、名簿に男性が紛れてしまった原因は判明せず。)その方からの、お手紙には、懇親会の費用の足しにとお心付けまで同封されていました。お手紙は、当日に皆さんに披露しました。 お料理が終わっても話題は尽きず、気づけば、さだまさしもビックリの3時間が経っていました。併設ショップでお買い物後、名残り惜しくも、次回また元気で会えることを祈念し、散会となりました。
今回の「事件」で、今回のこととは視点が異なりますが、これからの時代、「多様性」や「ジェンダーフリー」といった概念が浸透するにつれて、女性の会のあり方が変わっていくのだろうかということを、少し考えされられるきっかけになりました。

 渡辺 恵子(H01・英米)
 名越 英昭(S37・米英/一部加筆)

短歌集「スミレ会」
増田照美(S40米英)
道の辺の花のマークをたどりゆく櫻正宗のレストランまで
過ぎゆきし長き年月懐かしき人らの笑顔に迎えられたり
握手する手のぬくもりを感じつつまたの出会いの幸をかみしむ
透明な小さきグラスに清酒を酌み交わし美味を楽しむ
今はなきわれらが学びし旧校舎その陰影が浮かびては消ゆ
大学の夕暮れ時の図書館にサマセット・モームの作品を知る
若き日のわが夢なりきこの日ごろ原書をあまた飽きず楽しむ
この会を支えてくださるお二人に感謝をしつつ別れを惜しむ

「食べて喋ってアンチエイジング」