北九州市立大学同窓会

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大学だより

卒業生祝賀会(北方キャンパス)

初登場の太鼓サークル、勇壮に演奏

 3月25日、学位授与式(卒業式)が終わった体育館兼講堂 は、先ほどまで整然と床を埋めていたパイプいすが片付け られ、テーブルを配置した祝賀会会場へと一変した。すっき りとしたその会場は、たちまち色鮮やかな袴姿、振り袖姿の 女子卒業生、スーツにしっかりとネクタイを締めた男子卒 業生であふれ、華やかな、高揚した雰囲気に包まれた。
 本年度の卒業生は、留学生を含め1,287人。うち北方キャ ンパスを巣立つほとんどが参加した。大学からは、石原進 理事長、近藤倫明学長をはじめ、多くの先生方、同窓会か らは善正善会長や副会長、後援会からは佐藤政治会長、副 会長らが参加した。
 この祝賀会は、北方キャンパス421.Labの在校生を中心 とした卒業生祝賀会実行委員会の主催。宮原由佳さん(経 情・2年)が開会を高らかに宣言し、宴は始まった。
 あいさつに立った近藤学長は「北九州市立大学の卒業 生として、社会の一員として活躍してほしい」との激励。善 同窓会長は「皆さんは、今日までは(同窓会の)学生会員で すが、明日からは同窓会員です。同窓会は全国に48支部が あり、同窓会員がいます。困ったことがあったり、北九大の ことを懐かしいなと思うことがあったら、ぜひ支部総会や 月例会を訪ねてほしい。また社会に出たら必ず行き詰まり を感じる時が訪れます。その時は、あせらずに、少し遠目に 周囲を見渡してみてください。脱出口は必ず見つかりま す」と激励し、社会人の先輩としての助言も添えた。
 佐藤後援会長の「乾杯!」の声で、会場は一気に盛り上 がり、グラスが触れ合う音、笑い声、拍手などが沸き起こっ た。司会の井村ららさん(政策科学科・2年)の挨拶で楽し い祝賀会のスタート。吹奏楽部の演奏も始まった。すると、 その周りで、吹奏楽部員だった卒業生が涙ぐみながら演 奏を聴いている。しっかりと後輩を育ててきたのだろう。 続いて、今回が初めての出演となった太鼓サークルが登 場。ズンズンと腹の底に響く太鼓の振動と息がぴったりと 合った演技に、来賓の方々も息をのんで見つめていた。
 テーブルの上の豪華な食事のほか、ケータリングのお 寿司、ドリンクコーナーには大勢の卒業生が行列をつくっ た。そして、恒例の抽選大会。今年の一等はディズニーリ ゾートのペアチケット。そのほかにもたくさんの豪華賞品 があり、番号を呼ばれた卒業生は満面の笑みで商品を手 にしていた。
 応援団によるエールの後、逍遙歌で祝賀会を締めく くった。

広報・情報幹事 田中美里(H12・経情)

ひびきの予餞祭
仲よく、なごやかに…笑顔、笑顔

 「ひびきの予餞祭」が3月25日午後、ひびきのキャンパス の体育館で行われた。
 北方キャンパスでの学位授与式を終え、送迎バスで「ひ びきの」に戻った国際環境工学部の卒業生・修了生の大半 が参加。女性は袴や振り袖姿、男性はスーツ姿。だれもが 眉を開いた笑顔で、会場は華やいだ、和やかな雰囲気に包 まれた。
 帆足卓也さん(エネルギー循環化学科1年)と中川朝陽 さん(建築デザイン工学科1年)の司会で、第1部の壮行会 が始まった。
 龍有二・国際環境工学部長が「卒業・修了するのは学部、 博士課程前期、同後期合わせて367人。皆さんに三つのお 願いがある。まず国際環境工学部の卒業生・修了生である ことに大きな誇りを持って頑張ってほしい。二つ目は、仕 事に就いてから叱られることがある。周りに叱ってくれる 上司がいるというのは皆さんの能力を伸ばしたいからだ と思ってほしい。三つ目は学位記を大切にしてほしい。皆 さん。おめでとう」とはなむけの言葉を贈った。善正善・同 窓会会長が「社会に出て仕事に就くと、必ず辞めたくなる。 その時は立ち止まってほしい。部屋に入った虫が、窓が空 いていても出られないのは近視眼的に状況を見るから だ。少し距離を置いて状況を見てほしい。必ず出口は見つ かる」と実践的なアドバイスで励ました。
 卒業生を代表して、森本康介さん(エネルギー循環化学 科)が「ひびきのキャンパスという最高の環境で過ごすこ とができました。今日の自分があるのも共に高めあった仲 間がいたからです。ただわが第一学科では意識が高く、も う1年勉学に励む者が多数いるため、卒業の時を分かち 合えないことだけが無念でなりません」とユーモアを交 え、「私たちが無事大学生活を送ってこれたのは、先生方 をはじめ、事務職員の方々、地域の皆さま、周りの多くの援 助のおかげだと感謝しています」と謝辞。在校生の谷田佳 貴さん(機械システム工学科2年)から贈られた花束を受 け取った。
 各サークルが趣向を凝らし、卒業生に祝福とメッセー ジを贈る「思い出ビデオ」が上映された。
 続いて、第2部の立食パーティー。会場には、オードブル や飲み物が載ったテーブルが並べられ、卒業生たちはそ れぞれテーブルを囲み、ビールで「乾杯!」。笑顔で飲み、食 べ、歓談し、写真を撮り合うなどしていた。会場正面のくす 玉が割られ、「卒業おめでとう」の垂れ幕が躍り出ると一斉 に拍手、歓声が沸いた。机を並べてきた率直さ、仲の良さ が随所に見られた予餞祭だった。

北友会会報第116号(平成29年7月15日発行)掲載