北九州市立大学同窓会

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支部組織

日田・玖珠支部

日田支部の結成

 山紫水明、人情豊かな地、美人と美酒に恵まれた日田地区で、これまでは職場や地域で簡単な懇親会をもち、 同窓との交流はしていた。転勤等での新しい同窓生ニュースを聞いては連絡をとり、三々五々集まっては美酒に酔い「逍遥歌」を放吟し同窓の絆を固めていった。

 同窓の数も増し、支部結成の機運も高まり、ついに、昭和44 年8 月25 日、「天領の地」に北九州大学同窓会・ 日田支部が誕生したのである。 結成については、当時本部役員であったた藤木隆寛 (29 ・米)と初代支部長になる野原が同期で親交があっ たため、指導・助言を得て、実現にこぎつけたのである。

 「設立総会」は市内「魚将」で開かれ、本部から創立の労をとった藤木が出席した。会員は15 人と少なかったが、意気軒昂、若さあふれる総会が開催できた。

 総会で出た意見として

(1)これからの総会に、教授を招待する。
(2)年会費納入に積極的に協力する。
(3)支部として社会に貢献できるボランティア活動をす る──などがあった。

  初代の役員は次の通りである。

◇支部長 野原種明(29 ・米)
◇副支部長 渡辺勅充 (31 ・米)
◇書記 春武俊一(40 ・商)
◇会計 石橋靖男(40 ・米)、
他に結成に名を連ねた同窓は、梅木久士 (24 ・専米)、治郎丸正孝(30 ・米)、松本正臣(34 ・商)、 伊藤宗善(35 ・商)、長野豊啓(36 ・中)、其田英二郎 (35 ・米)、佐藤紘一(41 ・米)、松岡長(41 ・米)、稲生雅彦(41 ・米)、中島洋祐(41 ・米)、加藤誠(41 ・商) である。

 その後の支部総会は、昭和45 年5 月30 日、11 月14 日の2回とも「小松軒」で実施した。 昭和46 年12 月13 日は「若竹」で、昭和48 年は1 月13 日に「魚将」で実施。本部から加藤宗幸教授(24 ・専米) が出席された。15 名の参加で人数こそ少なかったが、これでも参加率は95 %である。

 昭和49 年6 月22 日に「若竹」で実施。 昭和50 年は8 月30 日に、このときも「若竹」で、その日は夕立が激しく降った日であった。野原支部長をはじめ、松本正臣、春武俊一、佐藤紘一、中島洋祐、井上博 愛(48 ・営)それに、三菱自動車の大分本社に転勤にな った松岡長がはるばる大分から駆けつけてきた。

 当日、本部から出席された児玉氏は「血は水より濃いというが、 同じ釜の飯を食った同窓、そのような実感のこもった支部総会であった」と評している。 昭和58 年7 月、本部役員研修会が日田市内・三隈観光ホテルで行われた。野原支部長、阪口晃二(38 ・商、 TDK )、松本正臣、井上博愛が参加した。

 昭和59 年10 月20 日、日田市内「寳屋」で中学部会を開催。参加者は、其田英二郎(35 ・ 米)、石橋靖男(40 ・米)、佐藤紘一(41 ・米)、それに、 高倉美由樹(58 ・国)、中屋敷薫(58 ・国)、高橋智恵美(59 ・米)、夏山吉美(59 ・米)の8 人であった。

 夏山吉美は大分市出身で、これまで日田地方には全く縁がなく、観光でも一度も来たことはなかった。今回の赴任が初めて日田での生活となった。親戚、知人もなく不安を抱いていた。会場で高倉美由樹をみて“あっ!先輩”と驚いた。下宿先の縁で、全くの奇遇であった。

 また、其田英二郎の子供の担任であることも分かり、 「非常に心強く思った」と言うことであった。夏山吉美は大分に帰ることなく現在、小金丸吉美となって日田市民となり、中学の教師として活躍している。

 昭和60 年6 月、九州北部に梅雨どきの激しい降雨があり、各地で田植え後の田んぼが冠水する被害があった。 豊前市出身で日田教育事務所の人事係長であった加来淳 一(39 ・商)は、支部同窓会当日、豊前市の田んぼが冠水の被害を受けているので、すぐにでも帰郷したいのだが、ゼミの恩師・浦野平三教授が出席ということで一日帰りを延ばして、二人は久しぶりの再会を喜んだ。

 昭和61 年1 月、市内「魚将」で支部総会を開催。本部から副会長の中山悦定氏(40 ・商)、来賓として加藤宗幸教授(28 ・米)、皆川節夫氏(24 ・米)が出席して下さった。 平成元年1 月21 日、本部から廣木嘉子氏(28 ・中)と東京支部から亀井龍雄氏(33 ・中)も参加され、市内「魚将」で総会を開催。出席者17 人。

 平成7 年の夏、日田市は大いに湧いた、日田高校が甲子園に出場したのである。11 月、「小松軒」での支部総会のおり、高山満也(H5 ・米)が初参加した。 彼がテレビでコーチとして日田高校のチームの紹介を したということであった。母校の多彩な人材に驚くとともに母校を誇りに思った。

 平成8 年3 月の総会で佐藤紘一新支部長(41 ・米)誕生。市内「魚将」で祝賀会。参加者10 人。 平成9 年12 月6 日、支部総会に衆議院議員、横光克彦氏(42 ・米)を講師として招聘し、国政学習会を日田駅前の「ホテルソシア」で開催した。本部から藤井健一同窓会長、大分支部から大城英男支部長と衛藤美利氏が参加して下さった。大変有意義な会となった。参加者15 人。

 昭和44 年の日田支部結成以来、現在の日田支部の同窓には、北九大開学当時、教職員と学生が一体となってグラウンドを整備し、施設を建設し協力して専門学校を大学に昇格せしめた建学の精神、即ち『北九大フロンティアスピリット』が同窓の一人ひとりに受け継がれ、活躍する各分野で遺憾なく発揮されている。