北九州市立大学同窓会

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支部組織

福岡支部

最多、大盛況の福岡支部「観桜会」

 福岡支部最大イベントのひとつに定着した観桜会が4月4日の日曜日、福岡市中央区の舞鶴公園・福岡城址(天守台下)の桜広場で開かれ、支部会員の妻子やお孫さんも含め過去最多の41人が桜花を愛でながら、交流を深めた。
 福岡の開花宣言は3月14日で、観測史上2番目の早さ。観桜会当日まで花が持つだろうかと、支部会員をハラハラさせたが、善男善女ぞろいの日ごろの行いのよさを神様は見ていてくださったのか、満開の花の下で「春の同窓の宴」を開くことができた。

 奥村英行幹事(S46・国文)や米徳昭男さん(S41・商)、柳喜久子さん(S48・英文)らが、満開の桜に囲まれた「一等地」に場所取り。周囲の花見客のうらやむ視線を全身に浴びながらブルーシートを広げ、宴の開始を待った。
 正午前、杉本文博さん(S45・経営)や野上直裕さん(H9・大学院)が、サニー赤坂店で調達してきたビール、つまみ類を両手いっぱいに抱えて、大神公恵さん(S53・英文)が待つ集合場所へ参じた。そこへ隈本弥生さん(H10・経営情報)らも合流。他の参加者を待ちながら、好天と満開の桜を互いに喜び合い、観桜会の開宴を心待ちにした。
 まもなく、鉢盛を手配した金子雅勝さん(S45・経営)と岩崎六雄支部長(S46・経営)が到着。集合場所にいた各人が会場へ運び上げた。

 午後1時、岩崎支部長の乾杯の音頭で、観桜会は幕開け。小倉支部から参加した進昭紘支部長(S40・商)も挨拶に立ち、一同は盛大な拍手で歓迎した。
 支部会員持参のアルコール、女性会員らの心がこもった手作り料理やお菓子、豪華オードブルが並ぶ中、参加者はアルコールを片手に、しょっぱなからアクセル全開。晴天で温暖な日差しの下で、ビールが飛ぶように消えていった。田村允雄・前支部長(S42・商)が持参の携帯ガスこんろ、やかん、ポットもお湯割りづくりに大活躍。そよ風が吹き渡ると、淡いピンクの花びらがひらひらと散り、コップの中に入り込む。車座の支部会員らは至福の笑みを浮かべながら、桜の花びらが入った飲み物を口へ運び、談笑の花を咲かせた。
 まもなく、初参加の伊藤満夫さん(H2・商)、矢野智久さん(同・法律)、田中秀明さん(H4・英米)が奥さん、お子さんを連れて合流。甲高い、かわいい声の参加者に、例年とは違う和やかな宴になった。「福岡に住む同窓会員として、同窓の絆を深めたい」と参加した3人は、和気あいあいとした雰囲気を大いに満喫し、支部の月例親睦会「一木会」の参加にも意欲的だった。
 宴が最高潮に達した中、昭和44年卒の4人が紹介され、盛大な拍手で今年の「支部総会・つどい」実行委員として承認された。佐伯信也さん(経営)を実行委員会の役員として、加藤正己さん、八ツ波康之さん、枡永泰さんの米英学科卒の3人は一致団結して取り組み、「支部総会・つどい」を成功に導くことを誓った。
 恒例の短歌、俳句をおのおのが投句した後、奥村幹事がソロ〜リと立ち上がった。言いにくそうに「宴もたけなわですが・・・」。観桜会の中締めを察した参加者からは、ため息交じりの名残惜しい声が上がったが、お開きを惜しみつつ、参加者は後片づけを済ませて三々五々、家路についた。

 過去最多の参加者が集い、大盛況になった今年の観桜会だが、平成卒や女性の同窓会員をいかにして多く集めるかが課題として残った。今回参加した平成卒や女性会員が、知り合いの同窓会員に声をかけていくことが大切だ、との声が年配の会員らから聞かれた。来春は、この注文にぜひ応えたい。

渋田祐一(H2・中国)