北九州市立大学同窓会

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支部組織

福岡支部

一木会

昭和52 年秋の支部総会で、二度目の福岡支部長になっ た藤井健一(26 ・米)は、同窓会福岡支部の柱となる何 かが欲しいと考えていた矢先の54 年秋に、福岡市中央区 大名に「焼とり権兵衛」が新装開店した。

白と黒を基調とした明るく洒落れた内装は、当時の焼 き鳥屋としては珍しく都会的で、若い男女でも気軽に入 れる店であった。その開店祝いに河村、藤井、長野 (26 ・中)らが同店を訪問し、古賀貞巳社長と歓談して いるうちに、この店で福岡支部の例会を毎月開いたらどうかということになり、その日がちょうど木曜日だった ことから毎月第一木曜日に集まることに決まった。

実は、古賀社長の実弟敬之助氏が35 年2 部米英学科卒業の同窓生で、福岡市中央区薬院に「権兵衛1 号店」を 経営していることもあって、古賀社長にも快諾していた だいた。

こうして、昭和55 年2 月7 日の第一木曜日、福岡支部 定例会としての「一木会」が発足した。当日は、藤井支 部長、金子信光教授ら20 人が参加。会費二千円、アサヒ ビール、焼酎お湯割り飲み放題、焼き鳥食べ放題。午後 6 時過ぎから同8 時まで。特に案内はせず、随時集まり、 大学ノートに参加者が各自署名、会費は参加者の中の最 年少者が徴収する、などを決めた。

第2 回目18 人、以後14 人、7 人、16 人、9 人、10 人、 13 人と、参加者数は月によって違ったが、とにかく毎月、 継続して実施してきた

「いつだったか、台風で外は大雨。一般のお客さんも ほとんどなく、恒例の場所に看板を掲示して席をリザー ブしていたものの、今夜はゼロかと諦めていたところ、 ずぶ濡れになった4 人が駆け込んできました。感激しま したなぁ」とは古賀社長の懐古談である。

発足から8 年が経過した昭和63 年4 月7 日、第100 回記念一木会には、50 人が参加し、指定席からあふれた。 延べ参加数はなんと2,000 人に達した。その後、平成4 年7 月2 日に第150 回例会を開催、51 人が参加、そして、 平成8 年9 月5 日に200 回を数えた。参加者46 人。この 日、大学ノートの参加者記録から出席率上位5 名を一木 会功労者として表彰。会場を提供していただいた古賀貞 巳社長に藤井支部長から感謝状を贈呈し、参加者全員に紅白饅頭を配り、200 回記念一木会を時の過ぎるのも忘 れて全員で祝った。

平成12 年11 月2 日、第250 回一木会(参加者32 人)を無 事盛況の中に迎えることが出来た。これもひとえに福岡 地区の同窓生のご協力の賜と感謝している。第1 回一木 会からの延べ参加者数は、5000 人を突破した。

約20 年に及ぶこの一木会にゲストとして参加された金 子信光教授、渡辺一木教授(故人)、原田芳雄教授、奥 村博司教授をはじめ、東京支部の白石忠良前支部長 (31 ・米)夫妻、土谷清元同窓会長(28 ・中)、江口博明 現同窓会長、宮崎市の中村幸雄氏(26 ・米)ら多くの皆様に心から感謝の意を表したい。

さらに、昭和55 年2 月7 日の第1 回一木会以来、毎月 第一木曜日には「第○○回北九州大一木会」の社長自作 のプレートを指定席の壁に掲示して約21 年間お世話にい ただいた古賀社長以下従業員の皆様にも、心から感謝の 意を表したい。

21 年間を振り返ってみると、この一木会こそが支部活 動の柱であり、活動源であったと思う。一木会を通じて の会員同士のコミュニケーションや情報交換が原動力と なって、福岡支部総会は支部長と実行委員長連名による 案内方式も確立されて、毎年開催され今日に至っている。

また、この一木会の幹から同窓生を中心とする「登山 の会」、「英語研究会」、「支部女性会議」、「野あるき野の 花の会」などの立派な枝や綺麗な葉が育っていることを 思う時、一木会を発会して本当に良かったというのが実 感である。まさに、「継続は力なり」、「一木会よ永遠なれ」である。なお、現在一木会の会費は、3,000 円。

同窓の仲間を誘って、気軽に参加願いたい。

藤井 健一(26 ・専米)