北九州市立大学同窓会

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支部組織

中京支部

支部の再編、活発な活動

 中京地区での同窓の活躍をみて、支部のないのは寂しい、OB の横のつながりを強化すれば組織力が発揮できると、49 年10 月9 日、(株)昭和勤務の古森国男(33 ・ 商)が中心となり、待望久しい中京支部が再編された。

総会の場所は、中区栄の中国大飯店。母校名誉教授・ 故今田準造先生と、同窓会本部から山本英徳氏が出席している。役員は、顧問が渡辺克治(25 ・専中)、支部長・古森国男、副支部長・林重吉(34 ・中)、幹事長・ 垣内信己(34 ・商)、幹事・加藤一治(43 ・中)、渡辺徹志(47 ・中)である。

50 年10 月5 日には同窓40 人、母校から碓井教授と石川教授を迎えて、本部副会長・山本英徳氏の出席の下、 中国大飯店で盛大に開催されている。その後、若手として同窓会活動を支えていた加藤一治が九州へ戻った関係もあり、活動が一時停滞したが、垣内、林両名の尽力で一水会が発足し、次第に横の連帯がとれるようになってきた。そして、60 年2 月9 日、名古屋市栄、中日パレスにて本部より幹事長・児玉至誠、支部対策部長・梅村旅人両氏の来名のもと、40 人余の出席により支部総会が開催された。この年に過去数年間支部長として労の多かった古森に代わり、垣内信己(34 ・商)=中央発条(株)総務部長=が新しく新支部長に選任され役員も同時に一新した。会員数も増え、新体制で発足した執行部の努力により以後は毎年1 回の支部総会を中心とし て一水会の充実、時局講演会の開催へと向かっていった。

開学40 周年の年の支部総会は61 年1 月19 日、王山会館で開催され、皆川節夫実行委員長が本部から出席し、40 周年記念事業の募金活動への協力依頼があった。

62 年の支部総会は大学から浦野先生、本部から皆川副会長、重枝組織局長を迎えて4 月9 日、王山会館で行われた。折しも開学40 周年記念の募金活動の最終年、皆川実行委員長を交えて同窓会全国ネットワーク活動の重要性が熱っぽく語られた。

年号が代わり平成元年となったこの年は、3 月5 日、 王山会館で本部から広木副会長、松本組織担当が出席のもと支部総会が開催され、今年度を中京支部将来への飛躍の年と位置づけ、一水会を二火会に改め、新たに時局講演会を目玉行事として開催し、会員の拡充に積極的に動きだした年でもあった。

平成2 年の支部総会は本部から重枝副会長、斎藤副幹事長、永田支部 対策副部長の出席のもと開催された。この年は支部長が交代し、渡部孝治(37 ・商)が新支部長に選出された。新体制になった年の時局講演会は、第一線で活躍しているOB の方にお願いしてはということになり、急成長をしている(株)ダイエーの取締役・故末武重郎氏(39 ・商)に白羽の矢をたて超多忙な中、11 月16 日実現した。卒業生にとっては共通の連帯意識で結ばれている同窓生が活躍している姿を目の当たりに見て、良い意味での刺激になり、同窓会の良さを実感できる場として大きな成果となった。そしてこの年の秋、釣り大会の1 回目が開かれている。

平成3 年の支部新体制2 年目の総会は、栄ロイヤル弁天閣で3 月10 日に開催された。本部から海原副会長、岩井副幹事長の両名が出席した。この年から総会のレジメも作り、中京支部会員名簿も入れて、旧友の消息等を確かめることも可能になった。総会の案内状に対する返信率も向上し、遠隔地岐阜、三重地区へも役員が出向いて新規会員の獲得に努力すべく、第1 回として岐阜市での地区ブロック会を初めて開催し、なかなか名古屋へ出てこられない方々との交流を深めることができた。昨年の釣り大会に続き、春の花見会も、この年に1 回目が開催されている。時局講演会も昨年に引き続き、大手百貨店 そごうの取締役として活躍中の坪内義文氏(42 ・米英) にきて頂き「私の履歴書」と題して体験を通した貴重な話が聞けた。ゴルフコンペも誰からともなく話が盛り上がり、北友会コンペが発足した。

平成4 年の支部総会は昨年と同じ栄ロイヤル弁天閣で中京支部としては初めて土谷会長と永岡組織担当幹事を迎えて開催した。支部活動方針案としてブロック会の三重地区での開催、支部活動の活発化(ゴルフ会、花見会、 釣り大会等等)本部総会への3 人派遣の定着化、二火会参加者の拡充、何でも相談室の発足等が盛り込まれた。 この年の時局講演会は、当時86 歳でまだかくしゃくとしておられた故石原文雄元学長に遠路名古屋まできて頂き、開催された。北九州大学の発展を支えてこられた先生の話は、我々の知らない事ばかりで、大学が今日に至ったのはいかに諸先生方の苦労の賜であったかと再認識し、心から敬意を表した次第であった。

平成5 年の支部総会は3 月7 日、名古屋城が前面に広がる名古屋三の丸会館で本部から仰木副会長、西島幹事に出席頂き、開催された。この年の特筆すべきは、新役員として岐阜、三重地区のブロック長が就任した事。これは一昨年、昨年と実施された地区ブロック会をさらに 充実し、会員の獲得に向け力を注いでいく意思表示でもあった。そして、秋には本部総会に合わせて母校を訪ね るバスツアーを実施し、遠隔地ゆえなかなか訪れることのない母校の発展ぶりを自分の目で確認すると共に旧友との語らい、旧交を温めることを目的に実施し8 人が母校を訪れた。そして、もう一つの目玉行事、時局講演会 は、大学関係者ではないが同じ北九州出身でマラソンの君原健二氏に来て頂き実施された。なぜあんな著名な方がという理由は、中京支部事務局長・森敏雄(39 ・商) と君原氏が戸畑中央高校の同級生ということで、片やマラソン、森は軟式テニスと高校時代からスポーツを通して固く結ばれていた友情は今日まで続いており、多忙な日程を調整して来て頂いたという次第である。

マラソンの君原健二氏といえば、我々青春時代のヒー ローであり、あのメキシコオリンピックでの銀メダル獲得には日本中が感動し、興奮した。その君原氏の話が聞けるとあって、当日の出席者は女性3 人を含めて37 人という活気に満ちた講演会となった。とつとつと話す話しぶりはお世辞にも雄弁とはいえないが、実体験からにじ み出る話の内容は、実に説得力があり聞く者を感動させた。最後に「努力は人間に与えられた最大の力です」。君原健二というサイン入り色紙を多数の方々が大切に持って家路についた。

平成6 年の支部総会は3 月20 日、昨年と同じ、名古屋城をバックにした名古屋三の丸会館で本部から其木副会長、筑田幹事の出席のもと開催された。この年の特筆すべきは、9 月9 日の時局講演会であった。講師に日米欧をまたがる世界最大の民間気象会社、(株)ウェザーニュースズ社長・石橋博良氏(44 ・米)を迎えての講演会であった。「わたしの予報人生」という演題で1 時間熱弁をふるい、同窓生という親近感に加えて、迫力ある話しぶり、アッという間に時間が過ぎた感があった。この講演会がきっかけで若い会員が石橋氏の会社にトラバーユした事例も生まれ、支部活動がビジネス面でも生きてきた実例となった。その前後から、支部活動を通した先輩、後輩の交流の中から、ビジネス面でも助け、助けられる事例が見られるようになってきた。

平成7 年の支部活動は2 月26 日、支部総会からスター トした。本部から中山副会長、そして今年から近隣支部との交流を深めるという意図で、東京支部長・大中勝美 氏(42 ・米)に出席して頂いた。大中氏には昨年の時局講演会、石橋講師の実現にも尽力いただき、他支部との交流のスタートとなった年であった。この年は時局講演会にかえて新装なった母校を訪れる会を企画し、11 月4 日、第46 回総会に当支部から11 人が出席した。まさに天空を貫く堂々たる新校舎の偉容を目の当たりに見て、そ れぞれが自分の学生時代と比べて感慨ひとしおだったと述懐している。その他の行事として4 月の花見会、5 月、 10 月のゴルフコンペ、7 月の釣り大会、12 月の忘年会、毎月の二火会と支部活動も定着化してきた。

平成8 年は過去6 年間支部長の大 役を務めて来た渡部支部長が、人心の一新と執行部の若返りを図る意味から野間口支部長にバトンタッチし た年となった。その支部総会は本部から其木副会長、新井幹事長の出席のもとで開かれた。そして、支部便りの第1 号を置き土産に新執行部がスタートした。支部便りは渡部前支部長の強い思い入れがあり、なかなか支部活動に参加出来ない会員に対して、 今、支部はこういう活動をし、こういう立派な方々が活躍している。1 人でも多くの方がその輪の中に入って来て欲しい、という強い願望から実現し、支部長交代後も引き続き支部便りの責任者としての役割を務める事になった。また、この年の7 月には岐阜ブロック長の渡辺雄次(41 ・米)が大垣市議会議長に就任、「就任を祝う会」 に数多くの方が出席した。渡辺は現在5 期目、選挙の出 陣式では歴代支部長が激励の応援演説をするのも恒例となっている。時局講演会は6 月14 日、講師に塩貝潤一郎氏を迎えて「これからの情報化社会がどうなるか、インターネットとは」とこれから進むであろう社会の動向について勉強した。

平成9 年の支部活動は野間口体制になり、新会員確保の一貫として、従来の組織に、女性部、OB 部、サークル部を加え、特に女性の参加に力を注ぐことにした。支部総会は3 月28 日、場所は同じく名古屋三の丸会館に藤井会長、中山副会長を迎えて開催した。そして女性部の部長に佐藤智子(53 ・米)が就任し、第1 回の会合が8 月30 日、ヒルトンホテルで開催された。第1 回は5 人が参加、今後の拡大への努力を申し合わせた。本部でも昨年、全国女性懇談会が発足し、当支部から佐藤智子、浜口美智子(35 ・米)の2 人が出席した。名物行事の時局講演会は講師に中谷前学長を迎えて6 月6 日実施され た。場所は第1 回から大迫與四美・現支部長(50 ・商)が勤務している名古屋銀行名銀ホールを借りて実施している。中谷講師の話には、あたかも学生時代にタイムスリップした感もあり、先生には人間として、社会人としての心構え、ものの見方、考え方について話を頂き、日々社会や仕事で揉まれる中で忘れがちになっている大切なことを再認識させていただいた。「少欲知足」「和顔 愛語」の色紙を多数の方が大切に持ち帰った。

平成10 年度は過去2 年間、支部長として強力なリーダーシップを発揮した野間口支部長から大幅に若返り を図り、大迫支部長にバトンタッチされた年となった。その支部総会は 3 月15 日、名古屋三の丸会館で、本部から其木、中山副会長、久保田組織部長出席のもと開催された。大きくは前支部長路線を継承するが、大幅に若返った新執行部が最大の課題である、若手層の参加と女性部の拡大を目指して、新しい感覚で支部活動を運営していく事になった。この年の時局講演会は昨年に引き続き大学関係者 という事で田中学長に東京出張の時、途中下車して頂くという事でお願いし、6 月25 日実現した。現役学長として超多忙な中、快く時間を取っていただき感激だった。 先生には大学の現状、将来への展望から大きく「日本の教育はどうあるべきか」というテーマで話をしてもらった。当日は特に学校の教職についておられる方々の参加 も多く、先生にはお疲れのところ、二火会の二次会会場となっているスナックまで同行願い、交流の輪の中へ入っていただいた。3 月には第2 回女性の集いも行い、10 人が参加した。12 月の全国女性懇談会には澤田信子 (62 ・米)が出席した。

平成11 年支部総会は4 月4 日、場所も名古屋の名門、名古屋国際ホテルで江口会長、岩井副会長を迎えて盛大に開催された。同ホテルには平成10 年卒の坂本君が勤務しており、当日はホテル側の直接担当者として、世話を頂き、最後には応援団OB として学生時代培った経験をいかんなく発揮して彼の素晴らしい指揮で校歌・逍遙歌 を全員が北方時代の4 年間に思いを馳せて声高らかに合唱した。この会場での開催に当たっては永田義彦(46 ・ 経)=ワシントンホテル人事室長=の並々ならぬ力添えがあった事を付け加え感謝の意を表したい。江口会長からは秋の京都記念総会への協力依頼があり、併せて同窓会創立50 周年募金活動への強い協力要請があった。また、中京支部が数年前から提起している、校名変更について評議会で検討、決議をして、市当局並びに大学に正式に申し入れる旨の力強い話があった。そして、今年の目玉行事は10 月10 日の京都記念総会、当支部からも近隣支部という地の利から25 人が参加し、京都大会を盛り上げる一助になったと自負している。改めて関西支部の皆様のご努力に敬意を表したい。そして、もう一つの目玉行事、時局講演会は、熊本県選出の本田良一参議院議員(39 ・中)に来名いただき、6 月25 日開催された。政治の展望、そして、氏が力を入れているベンチャー企業の育成策について熱っぽく持論を展開した。超多忙なスケジュールで講演が終わるとトンボ返りで帰京、終わっての懇親会に出席してもらえなかったのは残念であるが、同窓生として誇りうる方の熱弁、参加者全員大満足であった。なお、この講演会の実現は、片山熊本支部長のご尽力の賜と深く感謝したい。

同窓会発足50 年、中京支部も600 人にならんとする大所帯となった。そして、転勤族の多い土地柄、いかに会員を拡充していくか、永遠の課題であるが、地道に努力をしていくしか道はなく、会員の心のオアシスとしての支部を今後共発展させていきたい。そして、毎年の支部総会には50 人がコンスタントに参加する体制を築き上げたいと役員一同、引き続き努力をしている。