北九州市立大学同窓会

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就活支援セミナー「面接を勝ち抜くための声トレ」

千綾 奉文(S43・商、大分支部長)

初回から行っているワークショップ、3年目の今回は簡単な自己紹介から始めた。予想通り、殆どの学生の声は弱くて小さく、人によってははっきり聞こえない。現在彼らが置かれている環境はIT時代の真っただ中にあり、日常生活では単語は使っていても意味としてまとまった言葉≠必要としていない。その結果、言葉を発するために必要な人間の身体の機能が衰えているのではと危惧する声も聞かれる。
その彼らがこれから迎える就職活動。社会は即戦力、すなわちコミュニケーション力を求めている。そのコミュニケーションの基となる「言葉」「声」を自分のものにするため、このワークショップではまず、それぞれ自分の声探しから始め、身体を楽器として鳴らすための鳴らし方と楽器の部品の手入れの仕方を理論と実践で会得してもらう。顔の体操や腹圧トレーニングを毎日続けるかどうか、は当人の覚悟次第。この就活を機に声≠ニいう財産を手に入れ磨き続け、より豊かな言葉≠使いこなせる人間になって欲しいと心から願っている。

受講生アンケートから
・人前で話すことに苦手意識がありましたが自分の声を最大限に活かす 方法を知ることができました。緊張しましたが、とてもいい経験をさ せていただきました。
・お腹から声を出すということがよく理解できました。
・このような練習は私たちにとってとてもいい勉強になります。  時間があればもっと教えてもらいたいです。
・今まで自分の声に自信がなくあきらめていましたが、この講座を受けて  自分の声の良さを初めて知りました。トレーニングを続け日常生活の中 で意識して使っていきたいと思います。
・声がはっきり出てすっきりした。最初、声が小さかった人が講座の途中 から明らかに声が大きくなりしかも明瞭になったのには驚いた。
・母音を意識して喉を開くトレーニングが非常に効果的だと実感しました。  私は発声が苦手でしたが、この講座を受けて自分の声にコンプレックス  を感じることがなくなり自信が持てました。