北九州市立大学 同窓会
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神奈川ハイクだより −−森林浴と渚ウォークで逗子と鎌倉の史跡を訪ねる−−


心配された雨も嘘のような好天に恵まれた5月26日(土)、JR逗子駅前に、関東支部から2名、千葉支部から3名の
計15名が集合、夏のような湘南の日差しの下、逗子・鎌倉の史跡探訪を楽しんだ。

まず最初はバスに10分ほど揺られた後、住宅地のすぐ横にある4世紀前半の物と言われる前方後円墳を訪ねた。
8年前に発見されたばかりの長さ90メートル余の神奈川県では最大のものである。
葉山市と逗子市の境の海を見下ろす尾根に2基あり、埴輪等が発見されて初めて分かり、国史跡に指定された。
前方後円墳を目にするのは皆初めての事であり、潅木で覆われてはいるものの、すぐ傍で見る立体的形状に感激、
しばし古代の生活に思いを馳せた。

鴬のさえずりを耳にしながら森林浴を楽しみつつ、湘南の海を見下ろす逗子郷土資料館に着き、
古墳からの出土品や逗子にゆかりの徳富蘆花についての資料等を閲覧後、初夏の山や海の風情を
味わいつつ昼食を取った。

その後、多くのカラフルなウインドサーフィンの帆を見ながら逗子海岸を歩いた。
徳富蘆花の代表作『不如帰』の舞台ではあるが、浜辺の賑やかさの中では、主人公浪子の
『千年も万年も生きたいわ』という感傷に浸ることは難しかった。
逗子海岸から約100メートル上がった披露山公園で、金波銀波や江ノ島を見、心地よい潮風に吹かれて小休止。
バスには頼らず約40分歩いて、いよいよ鎌倉に入る『名越切り通し』に向かった。

鎌倉は天然の要塞と言われ三方を山で囲まれており、鎌倉幕府は外部との交通路であり有事の時には
敵に備える隘路として切り通しを作った。
鎌倉七口と言われるように、七つの切り通しがある。
神奈川ハイクでは、昨年は江戸湾の要港と鎌倉を結ぶ朝比奈切り通しを歩いたが、今回は切り通しシリーズ第2弾であった。

鬱蒼とした木立の中、岩盤を削ったような狭く急な坂道もあり、鎌倉武士がひょっこり出てきそうな道を往時を偲びつつ歩いた。
名越切り通しを越えた地域は、日蓮上人ゆかりの寺院や場所が多い。
日蓮宗の布教の為住んだ所、立正安国論を起草した所、杖を突いたら清水が出たと言う日蓮の井戸等枚挙にいとまが無い。

そして、探訪の最後の目的地である、鎌倉時代の勢力争いのため北条氏により謀殺された比企一族が眠る妙本寺を訪れた。
既に夕刻でもあるためか、静寂な中に荘厳なたたずまいの寺院の境内にいると、戦国時代の厳しい雰囲気さえ感じた。

この後、鎌倉駅前で恒例の『お疲れ会』を実施した。
約6時間の、山有り海有り歴史有りの、ややタフなハイキングであったが、それだけにビールやワインの味は格別であった。
全員時の経つのも、疲れも忘れて、今日のコースのことや四方山話に花が咲き、
2次会ではコーヒーでくつろぎ、再会を期して帰路についた。

次回は、9月下旬に、『生麦事件と生麦酒(ビール)工場研修』を予定している。
薩英戦争の端緒となった生麦事件のプライベートの資料館を予約見学させてもらう予定である。
そして、研修後はビールとバーべキューを予定している。
計画の細部は8月下旬頃このホームページで案内する。

このように、神奈川ハイクは、健康ハイクはもちろんの事、なかなか高尚な活動を実施しています。
知人がいなくてもすぐ溶け込めます。
同窓生の積極的な参加を期待しています。

41米英 神崎 記